【映画】【ココが見どころ】エイリアン：ロムルス

初代エイリアン公開から45年エイリアンシリーズ７作目。ドント・ブリーズシリーズを撮ったウルグアイ出身のフェデ・アルバレスが監督。過去のシリーズへのオマージュ満載でファンは大満足だし、はじめて観る人でも十分楽しめるから大丈夫。脚本はフェデ・アルバレス、ロド・サヤゲス。

あらすじ

舞台は2142年。地球から遠く離れたジャクソンスターでウェイランド・ユタニ社が経営する鉱山の労働者として暮らすレイン（ケイリー・スピーニー）はアンドロイドのアンディ（デヴィッド・ジョンソン）とともに閉塞された劣悪な環境で暮らしていた。

閉塞されたこの星から脱出して惑星ユヴァーガで暮らすため、星間移動に必要なハイパースリープ装置（冷凍睡眠）を奪取しに仲間6人とルネサンス宇宙ステーションに向かう。

しかしそこに待ち受けていたものは・・・。

フレッシュなキャスト陣！（今回シガニー・ウィーバーの出演は無し）

シリーズタイトル	舞台設定	公開年	監督・脚本
プロメテウス	2093年	2012年	監督：リドリー・スコット脚本：デイモン・リンデロフ、ジョン・スペイツ
エイリアン・コヴェナント	2104年	2017年	監督：リドリー・スコット脚本：ジョン・ローガン、ダンテ・ハーパー
エイリアン	2122年	1979年	監督：リドリー・スコット脚本：ダン・オバノン
エイリアン：ロムルス	2142年	2024年	監督：フェデ・アルバレス脚本：フェデ・アルバレス、ロド・サヤゲス
エイリアン２	2179年	1986年	監督：ジェームズ・キャメロン脚本：ジェームズ・キャメロン
エイリアン３	2179年	1992年	監督：デヴィッド・フィンチャー脚本：デヴィッド・ガイラー、ウォルター・ヒル、ラリー・ファーガソン
エイリアン４	2381年	1997年	監督：ジャン＝ピエール・ジュネ脚本：ジョス・ウィードン

まったく無音で無限に広がる宇宙空間の映像で始まる。

ただの宇宙空間の映像だと思ってボーっと観ていると突如近くに宇宙船（無人探査機）がぶおぉぉぉーーーんと現れてめちゃくちゃ驚かされる！この冒頭の宇宙船登場だけでテンションが上がってしまった。。

今回Ｄｏｌｂｙ－ＡＴＭＯＳの劇場で鑑賞したんだけどイイ音響設備で観るとやはりイイ音によって迫力が増幅されて観応みごたえ（聞き応ごたえ？）あった！ほんとうはＩＭＡＸがオススメらしいが今回は時間が合わずに断念。

主人公たちが暮らすこの星ジャクソンスターは陽がさすことがない。日照時間ゼロ！

植民星であるこの星に地球から人々が送り込まれ、奴隷のように働かされている。主人公のレインもその一人。何年もの間　必死で働いたレインは12,000時間の労働時間ノルマをクリアし、この星から出ると事務所に申し出たがノルマが24,000時間に更新されたと告げられ愕然とする。

ブラック企業ウェイランド・ユタニ社が人々を理不尽に働かせるこの星。ジャクソンスター。

だが、この星の暗い雰囲気がリドリー・スコットがかつて監督したブレードランナー（1982年）の世界っぽくてとてもワクワクした！

アンドロイドだけど家族（弟）として主人公レインの大切な存在アンディ。

これまでのシリーズでは突然故障して誤作動を起こしたりどうも信用できない存在として扱われていたアンドロイドだけど、今回は家族のような存在として登場する。しかもちょっと弱い。ジャクソン星では暴漢に殴られて白い血を流してプルプルしていたし、顔もいまにも泣きそうな顔をしている。

そしてこのアンディがアンドロイドならではの展開を見せる！ネタバレになるので言えないけど、アンドロイドの存在が本作でも重要な役割を担っていてまたこれまでとちょっと違う扱いになっていて楽しめた。

今回も新しい展開が盛り込まれていてとても楽しめた！

えっ！と思うツッコミどころもいくつかあったけど、それを上回るエンタメが繰り広げられるので満足すること間違いないと思う。

本作でリプリー（シガニー・ウィーバー）の登場しないけど、随所で彼女を想起するシーンが満載でファンにはたまらない。代わって主人公レインを演じたケイリー・スピーニー！1997年7月24日アメリカミズーリ州生まれ。若い！！カワイイ！これからの活躍を期待したい。

初代エイリアンで登場したエイリアン（ビッグチャップ）だってガッツリと登場！オマージュと言ってもエイリアン３（1992年）のような犬的な動きも無し👍

エイリアンシリーズの最新作がこんなに楽しめる作品として観られたことが嬉しすぎる！

以上です。最後までご覧いただきありがとうございました！