【映画】【ココが見どころ】ファイナル・デッド・ツアー

映画

ゾンビ映画じゃなく青春パンクホラーコメディ!!

原題はアンクル・ペッカーヘッド(UNCLE PECKERHEAD)。監督マシュー・ジョン・ローレンス、主演 デイビット・リトルトン、チェット・シーゲル、 ジェフ・リドル、ルビー・マッコリスター。2020年製作(日本未公開)。

あらすじ

金欠のバンドマン、ジュディ(チェット・シーゲル)、マックス(ジェフ・リドル)、メル(ルビー・マッコリスター)の3人。

いざ、ライブツアーを決めたが、肝心のクルマが借金のカタに取られてしまう!なんとかしなければと駐車してあるクルマのフロントガラスに"クルマを貸してくれる人募集"の張り紙を貼りまくるという作戦に出る。するとドライバーとしてツアーに同行することを条件にクルマ(バン)を貸すと言ってきた人物が現れた。彼の名はペッカーヘッド(和訳→変人)おじさん。

3人はペッカーヘッドおじさんをドライバーとして7日間で6か所を廻るツアーを敢行することになった。

しかし、彼には恐ろしい秘密があった。なんと12時になると人を襲う恐ろしいモンスターに変身してしまうのだった。

見どころ

実際に起きた猟奇殺人事件に巻き込まれたバンドマン3人のライブツアーを描いたパンクなコメディーホラー作品です!

予告編はこちら↓

・実話に基づく物語という衝撃

ホンマかいなという話ですが、映画の冒頭で"実話に基づく物語(BASED ON A TRUE STORY)"の文字がドーンと現れます。果たしてどこまでが実話なのか調べても確かな情報を得られませんでしたが、とにかく実話に基づく物語だそう。

クルマを貸してくれることになったペッカーヘッドおじさんは夜12時になると人を襲い人肉を喰らうとんでもないモンスターに変身するんですが、仲間は決して襲いません。それを彼自身も自覚しているからなのか、変身した彼のことを"モンスター"と言ったジュディに「モンスター(monster)じゃなく、アレ(thing )と言ってくれ 」と。こだわってます。

ということで、金払いの悪いライブ会場のオーナーや夜中に駐車場で騒いでいる若者など、目障りで気に食わないヤツをターゲットにして襲いかかります。選んで襲いかかる辺りが確かに実話っぽいし本当にいそうなヤバいやつという感じがします。

一番好きなシーンはやはりポスターにもなっている最初に人を襲った時のシーンです。変身して人を襲い人肉を喰らっていたペッカーヘッドおじさんを見つけたジュディが「ギャー」と叫ぶとその声に驚いてペッカーヘッドおじさんがビクッとするんです(笑)!!!確かに実話っぽい

普通のホラー映画なら見つかったら間違いなく襲ってくるはず!そこがこの映画では、"モンスター"いや"アレ"の餌食えじきになるのは気に食わないヤツだけ。そしてことが済んだ後は仲間と笑い合ってツアーを続けていくところがなんとも愉快ゆかい確かに実話っぽい

とはいえ、ホラー作品なので最後はしっかりホラーらしいエンディングを迎えます。

・パンクですね!

バンド"ダー(DUH)"のメンバー3人で暮らす部屋の扉には家賃滞納で立ち退き通知の張り紙が貼られている中、ジュディは覚悟を決めアルバイトを辞めて7日間で6回のライブを敢行するツアーに出る。パンクですね!

売れていない彼らはもちろん単独ツアーなどできるはずもなく他のバンドとライブハウスに出演するいわゆる"対バン"でツアーを廻ります。パンクですね!

全編通じてバンド"ダー(DUH)"のツアーを中心に描かれますが、彼ら"ダー(DUH)"が演奏するパンクサウンド。男女掛け合いボーカルが良かった!👍👍👍パンクですね!

主人公のジュディだけペッカーヘッドおじさんと距離を置こうとしますが、バンドメンバーのマックスとメルはすっかりお気に入りで1人の友人として受け入れます。そしてぺッカーヘッドおじさんはドライバーのみならずまったく売れていないバンドのCDやグッズを完売させたり、演奏を聞いていない客に声をかけライブを盛り上げます。なんだこの一体感は!青春ですね!

まとめ

ライブツアーという音楽要素が入っていることでホラー映画としては薄味な印象は否めませんが、金欠パンクバンドの苦しみと喜びが描かれているので、青春映画とホラーが好きでグロもOKなバンドマンにおすすめです!せまい?私はバンドマンではありませんが好きです❤️

個人的な減点要素:①エロ要素が足りない、②う●こシーンはいらない、③ラストシーン("ダー(DUH)"の観客を襲っちゃダメ)それともこれがパンクということなのか!?

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