監督ジョーダン・ルービン、脚本アル・カプラン、ジョーダン・ルービン、ジョン・カプラン、音楽アル・カプラン、ジョン・カプラン。「アメリカン・パイ」、「ハングオーバー!」シリーズのクリス・ベンダー製作。キャストはレイチェル・メルヴィン、コートニー・パーム、レクシー・アトキンズほか。
2015年日本公開の奇跡の大ヒットコメディ・ホラー。
あらすじ
猛毒の廃棄物を運ぶトラックが田舎道を走行中に鹿と衝突。その衝撃で廃棄物が入ったドラム缶が転がり落ち、川に流されてしまう。
流れ着いたのは湖のビーバーの巣。ドラム缶は破損して廃棄物が流れ出してしまう。猛毒の廃棄物によって汚染されたビーバーは凶暴なゾンビーバーとなり、週末を使って遊びに来た女子大生に襲い掛かる!
見どころ
"ビーバー"ってのはスラングで女性の淫部という意味もあるらしく、そのタイトル通りきっちりと爽やかなエロ要素が盛り込まれていますので安心して観ることができました(笑)。
なんといってもゾンビーバーの素材感
ジョーダン・ルービン監督はインタビューの中で大好きなクリストファー・ノーラン監督がホンモノにこだわって製作しているというのを聞き、CGではなくパペットを使って撮影することでリアリティーを追求したと語っています(笑)。
ホンモノにこだわった監督がパペットで製作したというゾンビーバーの素材感!これがなんとも可愛らしい!
ぬいぐるみ感いっぱいのゾンビーバー、その見た目と動きになぜか癒されてしまう。ビーバーは鱗が生えた特徴的な尻尾を持っていますがそこもしっかり再現されていてパタパタと動き、これがまたイイ。
裏切りとお決まり
この映画が楽しめるもうひとつの理由は、ちょっとした裏切り要素が盛り込まれていることです。
「そっちだったかー!」と思うシーンがたびたび登場する。
ネタバレになるので一つだけ書くと、明らかに性格の悪い女は最初に殺されるってのがホラー映画の定石ですがこの作品では最後の一人になる!こうして少しずつ観る側の予想を裏切ってきます。
いっぽうで冒頭にも書いた通りコメディーホラーにお決まりのエロ要素はしっかりと組み込んであってその部分は期待を裏切らない。わかってるなーエンタメを!この監督は。その結果、全編通じて飽きさせないし観終わったら「面白かった!」となる。
単にコメディホラーの定石を積むわけでは無く、遊び心満載に変化球で攻めてきます。
ほかにも、現代の三大ギタリストのひとりジョン・メイヤーが廃棄物を運ぶトラック運転手役でカメオ出演していて、相方の運転手とアドリブの掛け合いも楽しめる。
もうひとつ、ホラーでは珍しいメイキング映像のおまけも付いている!!
まとめ
オッパイありSEXありで決してファミリー向けではないですが、わいわいと楽しめるエンタメ作品。
決してホラー映画として真剣に向き合って観てはいけません!ビール片手に是非!ゾンビーバー!
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