韓国の漫画家オ・ソンデ原作の大人気ウェブトゥーン(Webのコミック)『奇々怪々』の一編をチョ・ギョンフン監督が映画化したアニメ作品。2020年公開作品(日本公開は2021年)。
あらすじ
主人公のイェジは幼少期からバレリーナを目指していたが容姿にコンプレックスを抱えていた。今ではボディラインも崩れ細身だった当時の面影はなく、現在は人気タレントのメイクの仕事をしていた。
そんな彼女が撮影時のキャスト欠員で顔出しなしを条件にテレビに出ることを頼まれ渋々出演した。
しかし!なんとその映像が顔出しで放送されてしまい、SNSでひどい誹謗中傷を浴びる。彼女は精神的にボロボロになり、仕事も休み自宅に引きこもっていた。そこに"整形水"という謎の商品が届く。
半信半疑で"整形水"を使ってみたイェジの顔はなんとも美しい小顔に変身!
見どころ
"整形水"ってのは、お風呂に入れてしばらく浸かっていると自分の手で自由にコネコネしてなりたい容姿になれるという魔法の液体(ご想像の通り!)。その液体を容姿にコンプレックスを持つ主人公が使ったことによって どんな展開になるのか?
外見至上主義?
過去から容姿を題材にした作品は数多くありテーマとしては目新しさは無いですが、昨今SNSの浸透でさらに外見至上主義が躍進していることを考えるとまぁアリなのかなと思います。
しかし、この作品は外見至上主義がテーマではありますが最終的に別の方向に舵を切り、どういうわけか所有欲のような方向になぜか向かっていきます。そこがこの映画の捻りということなのか??
韓国のアニメ、なぜかノスタルジー
韓国の芸能人の顔が男女共に美しくてとても統一感があるのは、整形の技術によるところも大きいと思いますし、その圧倒的に美形の役者を使った韓流ドラマや韓国映画のクオリティはとても高く、実際大人気なので"整形"っていうテーマはイイと思いました。
ですが、韓国整形の均一性だったり、韓国の芸能界の裏側だったり、韓国ならではの展開があると現代の韓国作品っぽくてよかったと思いますが。。。韓国ならではの特徴はさほどありません。
ということで、韓国ならではの目新しさが無い分 なにかノスタルジーを感じてしまう。韓国のアニメ映画は初めて見ましたが、正直なところ昭和の日本のテレビアニメのような作品です。
あえて過去の日本の作品にオマージュを捧げたということなら納得がいきます。逆にそうでないならなぜこうなったのかとても知りたくなる作品。そんな印象を持ってしまいました。
ノスタルジーを感じる 社会派サスペンスホラーアニメ@ 韓国。
ウェブトゥーン原作というのはどうなんだろうと思い 調べてみると、 なんと韓国ドラマの"梨泰院クラス"や"Sweet Home 〜俺と世界の絶望〜"といったヒット作はウェブトゥーン原作!ということでウェブトゥーン原作のヒット作があることがわかりました。
となると、韓国作品でアニメ化によってヒット作を生むのはなかなか難しいってことでしょうか。(韓国でヒットしてたらすいません)
あとがき
魔法の薬"整形水"を手に入れた主人公がもし男だったら、
手に入れたら真っ先にチン●ンをデカくしてみること間違いなし!
いきなりデカくしちゃうと彼女にバレるからちょっとずつ大きくしたりして。そして最初のうちはよかったけど、だんだんとそのデカ●ンのせいで天狗(上も下も!ぷぷぷ)になってしまい大事な彼女に振られてしまう。そして最後にチン●ンのデカさじゃなくてほんとうに大切なものが何かってことに気付くという成長物語。(無いか。。)
以上です。最後までご覧いただきありがとうございました!
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