1978年にイタリアで公開されたジョージ・A・ロメロ監督の大ヒット映画"ゾンビ"のリメイク。ザック・スナイダーの長編映画監督デビュー作品。ザック・スナイダーはその後300 〈スリーハンドレッド〉やマン・オブ・スティールを撮った監督です。脚本はガーディアンズ・オブ・ギャラクシー 、ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結 のジェームズ・ガン。主演はサラ・ポーリー、ヴィング・レイムス、ジェイク・ウェバー。
言わずと知れたゾンビ映画の金字塔。2004年公開。
あらすじ
看護師として働く主人公のアナ(サラ・ポーリー)。
その日は朝から働き通し。残業中だったがドクターに患者の居場所を調べるように頼まれ、その噛まれて救急に運び込まれた患者を調べると集中治療室に入っていたことがわかった。噛まれただけで?集中治療室?と不審に思ったがとにかくそれを伝え、仕事を終えて帰宅。
愛する夫ルイスと一緒にシャワーを浴びてセックス(のシーンは無いですが間違いなし)をして就寝。夜中にふとルイスが目を覚ますと寝室の入り口に人影が。。ん?
そこに立っていたのは近くに住む少女ヴィヴィアンだった。が、様子がおかしい。よく見るとヴィヴィアンは血を流し傷を負っていた。そんなヴィヴィアンを心配して近づいたルイスはヴィヴィアンに首元をガブリっ! あ゛ーーーーーーーー!
異常事態を察したアナは、ヴィヴィアンを部屋の外に突き飛ばしルイスから引き剥がすが噛まれたルイスの首元からは大量の出血。ほどなくルイスは動かなくなってしまう。
しかし、
その直後、ルイスは起き上がりアナに襲いかかる。アナはバスルームの窓から家を飛び出すが、逃げ惑う人々が溢れ街には異常な光景が広がっていた。そんな中ひとりクルマで逃走するアナ。
どうする、アナ。
見どころ
この映画はやはりその後大ヒット映画を連発するザック・スナイダー監督と脚本のジェイムズ・ガンがダッグを組んだこともあり、モノすごいエンタメ作品に仕上がっています!キャストは主役のサラ・ポーリーを筆頭に、ヴィング・レイムス、ジェイク・ウェバーなど、いい役者を揃え、オリジナル版のキャストを再現しています。あ、オリジナル版のキャスト、ケン・フォリー 、スコット・ライニガーが本作にカメオ出演しています。
走る!!!
凶暴だけど動きが遅いからなんとか逃げられるというのがゾンビの常識でしたが、この映画のゾンビ、走ります!しかも相当速いし疲れ知らずな感じで襲ってきます。
ダニー・ボイル監督のイギリス映画"28日後…"あたりで登場したスタイルですが、走ることで恐怖感倍増です。だって動き早いんだから!もう逃れられないじゃ無いですか。ゾンビなのにー。
束の間のひととき
オリジナル版と同じく本作でもショッピングモールに逃げ込みます。
ゾンビとの戦いの中、この逃げ込んだショッピングモールでおのおのが束の間のひとときを興じるシーン。リチャード・チーズの”Down With The Sickness”に乗せて、やりたいことを楽しみます。
イイですよね。このシーンがあることで一息つけます。
この映画の監督ザック・スナイダー、脚本ジェームズ・ガン、このふたりならではのテンポの良さ、音楽センスの良さもこの映画の見どころですね。あ、音楽担当は数々のザック・スナイダー作品を手がけるタイラー・ベイツでした。
一番怖いシーンは。。(ネタバレ)
映画の最初に出てくる少女ヴィヴィアンも衝撃ですが、やはりなんと言ってもショッピングモールでカートに乗せられた状態で入ってくる太ったおばさんです。
そのおばさんは登場するシーンで腕を噛まれていてすでにゾンビになりかけてます!
お、おい、このおばさん入って来ちゃっていいのか。。と全員がそう思っていますが、逃げてきた全員をショッピングモールに受け入れるという流れの中、このおばさんだけ外に置いてくるわけにはいかない状況。
しばらくしておばさんは息を引き取ります。(やっぱり)
アナは亡くなったおばさんの顔に近づき呼吸を確認します。(ここでハラハラ)
死を確認したアナは顔にタオルをかけます。みんなシーンとなる。(ちょっとしんみり)
数秒後、顔にタオルがかかったままムクっと体を起こす。(えっ!)
タオルが顔からハラリ。(まさか)
目が開く。(あ!)
クルッとアナの方を向く。(ギ!)
叫びながら走って襲いかかってくる。(ギャーーーーーー!!!!)
何でしょうか。太ったおばさんゾンビが走ってくるって、下手をすれば面白くなってもおかしくないのに、これが一番怖い。
まとめ
2004年ザック・スナイダー監督 長編デビューで会心の大ヒット。ゾンビ映画の歴史に名を刻む最高傑作!必見!
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