フランスの作家マルク・レヴィのファンタスティック・ラブ・ストーリー 「夢でなければ 」をマーク・ウォーターズ監督が映画化。主演はリース・ウィザースプーン(キューティー・ブロンド、ウォーク・ザ・ライン 君につづく道)とマーク・ラファロ(はじまりのうた、スポットライト 世紀のスクープ)。2005年公開作品(日本劇場未公開)。
あらすじ
妻に先立たれ傷心の中、サンフランシスコで部屋探しをしていたデヴィッド(マーク・ラファロ)。なかなかいい物件がなくウンザリしていたが、偶然にも月極の契約だったが眺めのいい物件を見つけ入居。
ある晩デヴィッドが部屋でビールを飲んでいると突然 女性のゴースト、エリザベス(リース・ウィザースプーン)が現れる。エリザベスは自分がゴーストになったことは知らず、私がこの部屋の住人だと言ってきた。
デヴィッドはオカルト専門書店の店員ダリル(ジョン・ヘダー)に相談。調べていくうちに実はエリザベスは亡くなっておらず交通事故に遭い昏睡状態になって近くの病院に入院していたことがわかった。
何とか意識を戻そうとする中、担当医師は入院から3ヶ月が経過して見込みが立たないと、姉のアビー(ディナ・ウォーターズ※)に生命維持装置を外す許可を求める。さらに医師は、生前エリザベスは延命措置に反対だったとも告げる。アビーは悩んだ末、彼女の意思を尊重して承認し、生命維持装置が外されてしまうことに!
※マーク・ウォーターズ監督の奥さまだそうです。
見どころ
ラブコメの女王が王道ラブコメを演じる
ラブコメ女王リース・ウィザースプーンがラブコメを演じたら怖いもの無し!という映画です。
映画「キューティー・ブロンド」(2001年)「メラニーは行く!」(2002年)「キューティ・ブロンド/ハッピーMAX」(2003年)と大ヒットを連発したラブコメの女王が2005年に主演した作品なので、ラブコメ好きならマストで観るべし!そんな安定感のある映画です。
そして相手役デヴィッドを演じるのはマーク・ラファロ。このちょっとモッサリした不器用な感じもまたイイんです。これが背の高いイケメン俳優だったらどうもしっくりこない。役としても元庭師という設定。
庭師という職業がこの映画のキーポイントなんですが、マーク・ラファロ=庭師というのがピッタリでカッコ良すぎなくてそしてコメディに寄りすぎないところもちょうどよかった。👍
ファンタジー
交通事故で昏睡状態のなかでゴーストなって現れるというファンタジーの要素があるラブコメです。
エリザベスは自分がなぜゴーストになって現れたのかを調べていくうちに、自分がどんな暮らしをしていたかを紐解いていきます。
その中でオカルト専門書店に勤めるダリル(ジョン・ヘダー)。彼は霊感が強くデヴィッドの相談を受けて地味にイイ活躍をします。控えめな演技ながら良かったですね。
まとめ
派手な演出は無いですが、何といってもラブコメの女王時代のリース・ウィザースプーンのラブコメですから!イイに決まってる!
コメント