2016年公開の大ヒット コンピューターアニメーション映画。監督・脚本はイギリスのガース・ジェニングス。声優陣は以下の豪華キャスト!
あらすじ
さまざまな動物たちが暮らす現代の世界が映画の舞台。
劇場を経営する主人公のコアラ、バスター・ムーン(声:マシュー・マコノヒー)。夢いっぱいで始め たくさんの観客が訪れていたかつての姿は影をひそめ、今では 資金難に陥り 銀行から借金の返済に追われる日々。そんな中バスターは起死回生の企画として「歌唱コンテスト」の開催を決めた。
早速チラシを作成するが、賞金を1,000ドル(約12万円)と設定するところを誤って10万ドル(約1,200万円)と記載して街中に配布されてしまった!翌日、劇場前はオーディションを受ける市民で長蛇の列に。どうする バスター。
見どころ
とにかく音楽が最高!
オーディションで選抜されたメンバーが、それぞれ置かれた環境で抱えている悩みを克服して舞台で熱唱するシーンはもちろん最高!で、この映画一番の見どころですが、
劇中歌にもさまざまなジャンルの楽曲が使われていて、おっ!となります。オープニングで使われているスペンサー・デイヴィス・グループの"ギミ・サム・ラヴィン"(1966年)。この曲に乗せてバスター・ムーンが自転車で街を疾走するシーンなんかは個人的にとても好きです!
この曲は、Netflix映画のアダム&アダム(2022年)のオープニングでも使用されていました。(アダム&アダムもいいロックミュージックが使われています!感想はこちら)
あと、ロジータがスーパーマーケットで買い物中にジプシーキングスの"バンボレオ"(1987年)にあわせて踊り ダンスの苦手意識を吹き飛ばすシーンも良かったー!
アンマッチなサイズ設定が最高!
主人公のバスターの移動手段は常に自転車。そしてバスターはコアラなのでとても小柄です。
そんなコアラのバスターが使っている自転車は人間用サイズ!
それを無理やり足の短いコアラ仕様にカスタムしているところがイイんです。人間が乗る際のペダルの位置からさらにチェーンでサドルの近くまで繋げ、そこに小さなペダルを取り付けてあるんです。普通なら足の届かんコアラが乗ったら危険やろ!と思うサイズ感ですが、それをわざわざ使うあたりがこの映画のおもしろさです。
他にも、ネズミのマイクが乗るオープンカーもネズミ仕様にハンドルやシートがカスタムされています。アニメでネズミが乗るクルマといえばネズミが一匹乗れるすごく小さいサイズのクルマというのが定番でしたが、この映画では人間が使うサイズのままです。
そしてそれを小さな動物が使えるようにオプション機能的なパーツを取り付けて使っているというこのアンマッチなサイズ設定が最高です。
ちなみにマイクのクルマはフロントのメーターパネルのすぐ間近にナビスコ リッツ(RITZ)サイズのハンドルが取り付けられ、シートは座布団10枚くらい敷いた感じに引き上げられています!
洗車シーンが最高!
バスター・ムーンが全てを失い、一から出直そうと洗車サービスを始めます。
このバスターが洗車をするシーンがめちゃくちゃカワイイんです。これは是非観てほしい。。もともとバスターの父親が洗車をして金を貯めて、劇場を持つことを夢見る息子のため劇場を設立してあげたというストーリーなんですが、バスターの父親がどうやって洗車サービスをやってきたのかが明らかになるシーンです。
バスターの父はこうして日々カラダを張って金を稼いでいたのかと!そもそもコアラと洗車を結びつける発想がスゴイと思います。
あ、ひつじのエディの協力も重要ですね。
まとめ
音楽の魅力を存分に楽しめて、笑いと感動に包まれる 大人も満足できるファミリー映画。
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