1990年公開。原作は望月峯太郎のコミック。監督・脚本松岡錠司、主演筒井道隆、高岡早紀。松岡錠司監督が報知映画賞新人賞受賞し、筒井道隆が第14回日本アカデミー賞新人俳優賞受賞した青春コメディ映画。
あらすじ
高校生のカオル(筒井道隆)は水泳部のソノコ(高岡早紀)に一目惚れ。超ポジティブ野郎のカオルは全く泳げないのに水泳部に入部。オリンピックに出ると意気込み コーチのババア(白川和子)がやっているスイミングスクールで特訓を受けながらソノコに猛烈なアタックを繰り返す。
キャスト
役名(役柄) | キャスト |
---|---|
カオル(ソノコに恋する主人公) | 筒井道隆 |
ソノコ(本作ヒロイン) | 高岡早紀 |
ナガイ(水泳部エース) | 東幹久 |
プー(カオルに恋する同級生) | 土屋久美子 |
ババア(カオルのコーチ) | 白川和子 |
ウシ(ライバル校水泳部主将) | 浅野忠信 |
リリコ(ソノコの親友) | 大寳智子 |
まさえ(ソノコの母) | 佐藤オリエ |
カオルの担任 | 伊武雅刀 |
見どころ
高岡早紀!
まずは高岡早紀の紹介から→1972年12月3日神奈川県藤沢市生まれ。本名高岡佐紀子。身長163cm。幼少期からクラシックバレエを習いバレエの道を目指すが、13歳の時 雑誌「セブンティーン」でモデルデビューし芸能の道へ。アイドル歌手としても活動しながら1989年17歳の時に「cfガール」で映画デビュー。
そしてその翌年18歳の時 本作に出演して人気爆発!この作品で多くのファンのハートを掴んだだけあってとにかくフレッシュでファンには最強の一本。一度観るとまた観たくなってしまい何度もシーンを振り返って観ることになるはず。松岡監督も高岡早紀を魅せるシーンを随所に散りばめているので、第5回高崎映画祭のベストアイドル賞受賞も文句なしだ。
公開当時 話題をさらった映画だったのでこのインパクトのある映画タイトルは記憶していたが、リアルタイムで鑑賞していなかったことを今さらながら後悔。くぅぅーーなぜ見逃していたーー俺ー。
また4年後の1994年忠臣蔵外伝 四谷怪談で美しいおっぱいを披露しているらしいんだが残念ながらまだ観れていない。観たい。。。観たすぎる。どこかで配信を始めてくれることを願っている。その翌年1995年には篠山紀信撮影のヘアヌード写真集発売!欲しい。。。。欲しすぎる。
それにしても本作公開から30年以上経った現在 成人した二人の息子を持つ母となった彼女は、さらにその魅力を増しているからすごい。最近ではホラーサスペンス「リカ」で主人公の雨宮リカを演じ、2021年初エッセイ集「魔性ですか?」を発売、またYouTubeでも活動中。
モノレールと高岡早紀
本作は千葉県ロケ。開始から21分過ぎたあたりで千葉都市モノレールをバックにソノコ(高岡早紀)が歩いてくるこのシーンがある。モノレールには東京モノレールのようにレールの上を走る跨座式とレールにぶら下がって走る懸垂式ってのがあるが この千葉都市モノレールは懸垂式。このぶら下がったモノレールが後ろから近づいてくる絵は迫力があり未来的にも見える。そこにセーラー服を着たソノコが歩いてくるとちょっとSFっぽく映り、短いシーンだけどとても印象的!
喧嘩、青春!
コミックならば派手な喧嘩やデカいたんこぶなんかも付き物だけど、それが実写となると話が変わってくる。
終盤のハイライトシーン カオルとソノコはそれぞれ別の相手とデートしながらもお互いのことが気になっているのにお互いにそれを言い出せずにモヤモヤしている。そんな中 二人は大喧嘩を繰り広げる。場所は膝くらいまで水が張られた学校のプール。煮え切らないカオルにソノコがデッキブラシを持ってカオルに近づき、思いっきりそのデッキブラシでカオルの頭を殴る!ボカーーーーン!!!デッキブラシは完全に折れ、殴られたカオルは激昂して怒涛の反撃が始まる!ソノコを突き飛ばし、突き飛ばし、突き飛ばす!ふらふらになるソノコ。そこまでやるかと心配になるこのシーンだが、多分ソノコのデッキブラシの最初の一撃がガチで痛くて筒井道隆がマジギレしていたように見えるので、ぜひ検証してみてほしい。
とはいえ青春映画なんだからそれがイイと思う。キレようがなんだろうがこの瞬発力こそが青春じゃないか!だからこそ カオルをうらやましく思うしそんな行動が微塵もできずに悶々としていた自分を思い出して甘酸っぱくなる。
まとめ
マジギレの筒井道隆はこの作品で第14回日本アカデミー新人俳優賞!初主演で新人俳優賞という快挙。そして前述の高岡早紀だけではない。東幹久や声変わり前の浅野忠信も出演していて貴重な映像満載だ。あと忘れてならないカオルのコーチ ババア役は日活ロマンポルノのレジェンド白川和子だ!
以上です。最後までご覧いただきありがとうございました!
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